2021/01/11
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【塩島 敏彦】ジュエリーコレクションへのお誘い☆
高い次元での、素材、デザイン、技術にこだわり、バランスの取れた「美しさ」を表現した宝飾品
【塩島 敏彦】Jewelry Collection を開催いたします。
会期 2021年1月15日(金)~19日(火)
AM10:30~PM 7:30
目次
今年のWAKO本通店の店内催事の一番は、
ジュエリー作家、塩島 敏彦氏の平象嵌の技法を用いた完成度の高いピクェの作品、(純金・純プラチナをも埋め込んだ、特殊象嵌技法で創り上げた作品)の世界へ、ご案内♬いたします♡
「幻の技法」Pique(ピクウェ)
ピクェの歴史は古く、16世紀頃フランスで発達し、その後ピクェの技術者がイギリスに渡り、19世紀のヴィクトリア時代に宝飾品として発達させました。
130年目に途絶えて以来、アンティークジュエリーの世界では幻の技法と呼ばれていました。
塩島 敏彦氏によって再現されたピクェは、有機質の素材に金属100分の2ミリのパーツを埋め込み仕上がっています♡
どれもあまりの精密さに息を呑むようですが、身に着けてみるとアンティークジュエリーの持つ独特な上品さにうっとり♡します。
IVORY CARVING (アイボリーカービング)
これは、象牙彫刻のことです。
象牙は切削性と靭性に富んでいるので、カメオや透かし細工のブローチなどに、非常に細かい細工を施すことができ、それは見事な装飾品になります。
そして、使用している象牙はハード材と呼ばれる、材質の中でも中心部の一番よいところのみを使います。象牙によく見られる変色は100年経過しても起こりません。
何よりアイボリーカービングはアンティークジュエリーの時代にはよく見られましたが、現在この技法を使うジュエリー作家は塩島 敏彦氏ただ一人です。
1953年創業、販売実績30万人。広島を代表するジュエリーブランド「WAKO」。
【本通店】広島市中区本通5-10/082-247-2211
【アクアセンター店】広島市中区基町6-27 アクア広島センター街4F/082-225-3215
Miniature (ミニアチュール)
ミニアチュールは15世紀にフランドルのリンブルグ出身のランプール兄弟によって確立された技法で、銅板や象牙の薄い板に水彩やエナメルで精密画を描きガラスで封印する事で拡大して見せる技法です。
その後ビクトリア時代に、スイスエナメルやローマンモザイクなどによるミニアチュールが流行しますが、この技法もピクェ同様、200年もの間途絶えていました。
P`ATE de VERRE (パート・ド・ヴェール)
パート・ド・ヴェールは紀元前16世紀ころ、メソポタミアで考案された技法で、極めて微妙で且つ繊細な技術が要求される技法です。
ガラスの粉末を練った物を型に詰め、そのまま焼き上げ冷却後仕上げるガラス成型法のことです。
上の作品は【鳳凰】という名の作品です。
ピンク色の鳩の羽根の部分の色のグラデーション、質感は、アールヌーボーの時代のガレやドームを感じさせる作品です♡
塩島 敏彦氏 (プロフィール)
日本で唯一の象嵌作家であり、父でもある塩島東峰の下で修業し、象嵌技術習得後、アンティークジュエリーの文献で見た、アンティークピクェを探しに1983年、渡英。
1985年、ヨーロッパで途絶えた幻の宝飾品「ピクェ」の技法を100年ぶりに復活させる。
その後、「アイボリーカービング」「ミニアチュール」「パート・ド・ヴェール」などの技法にも挑戦し、常に素材、デザイン、技術、のバランスのとれた宝飾品の制作に現在も力を注いでいる。
15日(金)・16日(土)は塩島先生が来店されています。
楽しみにお出掛けください♡
この記事のライター
WAKO HONDORI