2020/08/03
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小さな芸術作品☆カメオ
そろそろ夏本番ですね☼
夏と言えば海が思い浮かびますが、
海に行った際、砂浜で貝殻を拾った思い出はないでしょうか?
今回は、貝を使用した小さな芸術作品であるカメオをご紹介いたします☺
目次
カメオの始まり
古代ギリシア時代の人々は様々な神を信じていました。
ゼウス、アフロディテ、アポロン、アテナなど、
遠い昔、人々はこれらの神々の姿をお守りとして身に付けたものがカメオの始まりと考えられています。
現在、カメオのモチーフに神話の中の神々や、挿話の一場面が多いのも、
カメオ誕生の歴史や文化的背景が基盤となっています。
カメオとは
カメオとは、宝石に凸型に彫刻を浮彫りしたもので、
古代ギリシャで発達した装飾技法です。
語源はラテン語のcammaeusとされています。
凸型の浮彫りされたものがカメオ(Cameo)と呼ばれるのに対し、
凹型に沈み彫りされたものはインタリオ(Intaglio)と呼ばれます。
歴史あるカメオは、ナポレオン皇帝や、イギリス・ヴィクトリ女王などにも愛されてきました。
1953年創業、販売実績30万人。広島を代表するジュエリーブランド「WAKO」。
【本通店】広島市中区本通5-10/082-247-2211
【アクアセンター店】広島市中区基町6-27 アクア広島センター街4F/082-225-3215
カメオの種類
カメオの種類は、メノウなどを使ったストーン・カメオと、
それ以外は、貝殻を用いたシェル・カメオの2種類が一般的です。
象牙、アメジスト、トパーズ、トルマリン、トルコ石、サンゴ、
ジェット(木の化石・黒色)など、素材は多岐にわたります。
ストーンカメオ
ストーンカメオの中でも天然宝石で唯一層をもつ石、メノウが代表的で、
その色のコントラストを利用して、カメオ彫刻がなされるようになりました。
その他にトパーズ、トルマリン、サンゴ、トルコ石などにも彫刻されています。
シェルカメオ
シェルカメオは天然の貝の白い部分と褐色の部分を彫りこむことにより、
絵柄を浮かび上がらせる、全て作家による手作りの宝飾品です。
現在、世界最大の生産地としてイタリアのトーレ・デル・グレコが有名であ
り、また多くのカメオの作家も同地を拠点として活動を行なっています。
中でも世紀の芸術家カルロ・パルラーティは、日本でも多くの支持を受け、
没後の現在も、多くの方に作品が愛され続けています。
身を守る『お守り』から芸術へ
古代の『お守り』としてのカメオは、
やがて表現する芸術として発展しました。
カーバー(カメオ作家)により様々な素材が使われるようになり、
その作品はまさに身につけることができる芸術作品です。
思わず目がくらんでしまいそうになるほど、繊細で優美な装飾✨
永遠に私たちの心を惹きつけて止まないカメオ。
現在においても世界中の人に愛され続けています♡
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この記事のライター
WAKO AQA