2019/11/04
1771View
七宝ジュエリーコレクション 体験編 【WAKO】
前回は中嶋先生の七宝(エマイユ)コレクション「In The Garden」をご案内致しました。
今回は、中嶋先生と一緒に七宝体験を開催した様子をご紹介します。
目次
エマイユ・バスタイユでの体験
10月18日・19日の2日間、中嶋先生が来店され、七宝体験(ペンダント作り)を開催しました。
多くの方に参加いただき、とても盛り上がりました☆
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
かなり珍しい催しの為、スタッフも全員体験(笑)
前回5つの技法をお伝えしましたが、今回の七宝体験はエマイユ・バスタイユでの技法となります。
色の下書き
土台と同じデザインの描かれた用紙に色のイメージを塗ります。
こちらを元に色を載せていきます。
釉薬での色載せ
デザインに合わせて形作られた”胎”と呼ばれるシルバーの土台を使用します。
↑プラタナスの葉
こちらの胎の上に”釉薬”と呼ばれる直径0.2~0.3mmほどの粉末状の色ガラスを、
細いヘラの先ですくって載せていきます。
この時に釉薬を厚く載せすぎると、
焼いたときに割れるそうなので厚くなり過ぎないように気を付けます。
水分を含んだままだと焼くときに崩れてしまうので、ティッシュなどで水分を吸い取ります。
分からない所やコツなど、中嶋先生が優しく教えて下さいました。
1953年創業、販売実績30万人。広島を代表するジュエリーブランド「WAKO」
【本通店】広島市中区本通5-10/082-247-2211
【アクアセンター店】広島市中区基町6-27 アクア広島センター街4F/082-225-3215
七宝炉で焼き付け
色を載せたら少し置いたまま乾かし、七宝炉に入れて800℃の温度で焼き付けていきます。
色によって温度を微調整しないといけないようで、赤色は特に難しいとの事です。
焼き過ぎると割れたりするなど、とても繊細なので小窓から焼ける様子を確認しながら見守ります。
焼きあがりました!!
取り出してビックリ!さっきの青色や緑色が見当たりません…‼
心配しながらしばらく見ていると・・・
色が変化し、綺麗な色が表れました☆
上塗りで色載せ
基本的には1回で十分なのですが、
今回はプラタナスの葉で葉脈をきれいに表現したかったので、もう一度色を重ねました。
今度は白い釉薬を使って葉脈を色付けしました。
完成
この後は、中嶋先生によって仕上げの作業になります。
どのような雰囲気のペンダントになるのか楽しみです☆
中嶋先生が七宝作製される様子
中嶋先生、自らお手本となり七宝作製の様子を見せてくださりました。
自分が色付けした雰囲気とは大違い!
青い釉薬がデザインに沿って綺麗に載っています。
体験して初めて分かりますが、この細いラインを載せようと思っても上手く出来ません。
サラッとこの仕上がりさすが!
残念ながら中嶋先生は試しで載せていただいたので、完成はお見せ出来ませんが…
改めて中嶋先生の作品の凄さを感じました☆
このような透明感は、中嶋先生にしか表現出来ないです。
体験した私からすると、どうやってこのように作れるのか謎です(笑)
それくらいすごい技術です!
初めての七宝体験でしたが、とても良い経験になりました☆
今後もイベント開催の様子をご案内していきますので、お楽しみに!
この記事のライター
WAKO HONDORI