2019/07/08
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ダイヤモンドのカットと形【WAKO】
今回は、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き出す「カット・形」 についてご紹介します。
ブリリアントカットにはいろんな種類があります。
目次
カットの種類
『ダイヤモンドと言えばこの形』 と、一般によく知られているラウンド・ブリリアントカットは、
ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すために、光の反射・屈折率まで計算し考え出されたカットです。
ダイヤモンドの原石は産地ごとに特徴があり、
一つとして同じものはなく一粒一粒の個性を見極めて研磨されます。
研磨を最小限にしてなるべく大きく仕上げるか、きれいな部分を活かし、より透明度を重視するのかは、研磨職人の技量が問われるところです。
【ラウンドカット】
ラウンドと言う名の通り、丸型で上から見ると真ん中の面が正八角形になっており、
放射線状にカットが施されています。人気が高く、よく使われるカットです。
【マーキースカット】
ラグビーボールのような形で、両端がツンと尖っています。
実際のカラットよりも大きく見せることができます。
【ペアシェイプ】
洋ナシに似ていることから名づけられました。
片方だけが尖っていて、細長いペアカットは指をほっそりと見せる効果があります。
【オーバルカット】
楕円形のフォルムは、ラウンドカットに近い美しい輝きをしています。
左上のリング:中央にペアシェイプ、両脇にハートカットでデザインされています。
左下のリング:リング自体に動きをつけ、その先端にマーキスカットが施されています。
とても大胆でエレガントな仕上がりです。
中央のペンダント:シンプルな1粒ダイヤのペアシェイプペンダントです。
右端のペンダント:中央にオーバルカット、その周りをラウンドカットで取り巻いてあり、
バチカンにもラウンドカットがひし形になるよう使われ、とても華やかです。
1953年創業、販売実績30万人。広島を代表するジュエリーブランドWAKO。
【本通店】広島市中区本通5-10/082-247-2211
【アクアセンター店】広島市中区基町6-27 アクア広島センター街4F/082-225-3215
【ハートカット】
その名の通りハートの形。とても人気が高く、存在感のあるカットです。
こちらはハートカットのペンダントとリングです。
ペンダントは一粒のダイヤを三点の爪で留めてあり、ダイヤの大きさで存在感を出しています。
リングは中央のハートカットをラウンドカットで取り巻いて華やかさを出し、
腕にもラウンドカットのダイヤが入った女性らしく可愛らしいデザインです。
【クッションカット】(ピローカットとも言われます)
長方形や正方形に近い四角形で角が丸いカットです。
真上から見た面が広いため、キズが少なく透明度の高いダイヤが使われます。
【プリンセスカット】
四角形で角がとてもシャープです。
カットが非常に細かく繊細なうえに、カット面の数が多いため独特な反射光を生み出します。
モザイク模様のように見えるといわれます。
右のリングは、プリンセスカットにペアシェイプの組み合わせです。
王冠のようなデザインで重厚感があります。どちらの向きでもお使いいただけます。
【ブリオレットカット】
ドロップ型の球体のカットです。
枠がなく全方向から光を取り込むので、まるで水面をきらめく日射しのような輝きを放ちます。
こちらはロングネックレスのフリンジの先端に、ブリオレットカットがついています。
揺れるたびにキラキラと華やかに輝きます。
【ローズカット】
平らな底面で、中央に向かって高さをつけながら、三角形の面が組み合わされて真円を描いています。
ブリリアントカットより歴史が古く16~19世紀に流行しアンティークジュエリーに多く使われています。
上から見ると薔薇のつぼみのように見えることと、
その輝きが美の象徴である、薔薇にふさわしい品格を持つことからローズカットと呼ばれました。
他のカットに比べると輝きは控えめですがクラシカルで落ち着いた雰囲気になります。
下のピアス・ペンダント・リングのお揃いのようにピンクゴールドで仕上げることでカジュアルな印象にもなります。
このようなラウンド以外の形をファンシーシェイプと呼びます。
ある程度規格が決まっているラウンド・ブリリアンカットに対し、
ファンシーシェイプは縦横の比率や深さが一粒ずつ異なります。
輪郭や爪を留める位置でも印象が変わるので、
お気に入りの『形』と出会うまで、じっくり探してみられるのも良いかと思います。
【本通店】広島市中区本通5-10/082-247-2211
【アクアセンター店】広島市中区基町6-27 アクア広島センター街4F/082-225-3215
この記事のライター
WAKO HONDORI